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2019.09.09

【飲食店に設置するべき消火器】消火器の種類と設置基準

こんにちは!愛知・岐阜・三重の東海エリアを中心に消防点検・施工を行っております、有限会社名古屋消防点検です。来月(10月)から飲食店での消火器設置義務化が始まりますし、今回は消火器について掘り下げていきます。飲食店での火事防止にピッタリの消火器もご紹介しますよ!🧯

消火器の種類

消火器は「消火器の技術上の規格を定める省令」(昭和39年自治省令27号)、「消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令」(昭和39年自治省令28号)に基づいて製造されています。そして、製造された消火器は、総務大臣によって型式承認(法21条の4第2項)がされたものだけ型式ごとに型式番号が与えられ、製品ごとに日本消防検定協会による型式適合検定(法21条の8)を受けて合格すると国家検定合格の証を張り付けて、販売、および設置することができます。消火器の検定合格証

それではメジャーどころの消火器の種類を紹介します

粉末消火器(街中で見かける消火器のほとんどがコチラ)
強化液消火器(アルカリ金属液の薬剤を放出し、油火災に向いている。厨房に多く設置される)
泡消火器(化学泡を放出し、油火災に向いている)
二酸化炭素消火器(二酸化炭素を放出し、電気関係などに向いているが、住宅などでは使えない)

放出方法によって、常に放出用圧力が容器内に蓄圧されている蓄圧式と、使用時に放出用ボンベの封板をピンで突き破るガス加圧式とがあります。近年ではガス加圧式の粉末消火器の製造数は少なくなっています。こちらはまた別のコラムで詳しく解説します。さらに、大きさによって、小型と大型に分類されます。消火薬剤の充填量により、規定量以上を大型消火器として規定量以下を小型消火器としていますが、一般に多く出回っているのは、10型(ABC-10型)の粉末消火器です。これは、薬剤質量約3.0㎏、放射時間約15秒ほど、放射距離3~6m程度の能力を持った小型消火器です。なお、消火器と簡易消火用具のことを、消防法では「消火器」といいます🧯

消火器はどこへ置くのか~消火器の設置場所~

消火器は、通行や避難に支障がない箇所に床面から1.5m以下の場所に設置します。湿気の多い場所や日が当たる場所を避け、誰もが見やすい場所に、転倒しないような工夫をして設置しましょう。設置場所の基準はどの場所からも歩行距離20m(大型消火器の場合は30m)以下となるように設置しなければなりません。普段から設置場所には注意しておきましょう。どちらも緊急時に手早く使うことができるように決められた基準なんですね👩‍🚒

飲食店におすすめの消火器

これはズバリ言えば

機械泡消火器
強化液消火器
機械泡消火器

機械泡消火器

強化液消火器

強化液消火器

の二つです。どちらも油火災に対して非常に有効なんですね!粉末消火器は油火災に対応していないわけではないのですが、引火した油が飛び散る可能性もあるため、上記二つの消火器と比べると油火災に対しては弱いんですね😥

粉末消火器と強化液消火器を比較した実験映像があるので、こちらを見てもらうと油火災に対する消火能力の違いが一目瞭然かと思います

 

どちらも油火災が発生しやすい飲食店にはおすすめの消火器です。消火薬剤以外の粉末消火器との違いはホース先のノズルに特徴があることです。

機械泡消火器や強化液消火器のお求め・ご相談はお気軽に名古屋消防点検までご連絡ください💪



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消火器の設置基準

消火器を設置するための基準は、一般(地階・無窓階・3階以上の階以外の階、いわゆる1・2階建ての建物をいう)と、地階・無窓階・3階以上の階とで分けて規定されています。無窓階とは避難上有効な広さの出入口が確保できないフロアのことを言います👨‍🏫

地階・無窓階・3階以上の階では、床面積50㎡以上の場合全てに消火器を設置しなければなりません

ただし、それ以外の一般のうち、

飲食店、劇場、映画館、キャバレーやナイトクラブ、遊技場、風俗営業関連、カラオケボックス、老人ホームなど福祉施設、地下街、重要文化財においては、規模に関係なく消火器を設置しなければなりません。
集会場、百貨店、旅館、ホテル、病院、公衆浴場、工場、自動車車庫などは、150㎡以上に設置します
学校、車両の駐車場、神社・寺院・教会・事務所などは、300㎡以上に設置します

なお、指定数量の1/5以上の危険物の貯蔵・取扱所には、大型消火器を設置しなければなりません。飲食店への設置義務は2019年10月から義務化されます。詳しくはコチラで解説しています👨‍🍳

大型消火器

大型消火器

消火器の設置が免除される建物

屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消火設備、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備などを設置した建物に併せて消火器を設置する場合は、消火器の能力単位数を1/3まで減少することができます。ただし、11階以上の階では、適用されません。また、大型消火器を1台設置した場合は、その他の消火器の必要能力単位数を1/2まで減少することができます。また耐火構造であれば消火器の必要能力単位数を1/2に減らすことができます

能力単位数とは、1つの区画にどれだけの消火器が必要かということを数字で表したものです。一般的な消火器のA火災に対する能力単位は3であり、必要能力単位数が10の区画ならば消火器4本が必要ということになります(3×4本=12、12≧10となるため)

まとめ

油火災が多い飲食店には機械泡消火器と強化液消火器が◎(粉末消火器は△)
高さ1.5m以下、歩行距離20m以内に設置が必要
飲食店では10月から消火器設置が義務化
スプリンクラーや粉末消火設備がある場合は消火器の設置本数を減らすことができる